「黄砂(こうさ)」の正体とは!?発生時期や健康への影響や対策のまとめ


こんにちは。イベトレです。

さて、ここでクイズです。春が来て花粉症も終わり、ようやく楽になったかなーというタイミングでくるものってなんでしょうか。

梅雨?そうそれは「黄砂」です。

それでは詳しく紹介してまいりましょう。

黄砂の正体は?発生メカニズムを紹介

黄砂は一言で言うと空に舞い上がった砂が風に運ばれて来たものと捉えるのがわかりやすいと思います。

リアル版ハムナプトラですね(笑)

 

中国大陸の広大な砂漠地帯、タクラマカン砂漠とゴビ砂漠、黄土高原で舞い上がった砂が地上数千メートルまで舞い上がります。

そして大陸からの偏西風に乗って日本にも届くのです。

毎年九州、四国地方や中国地方などはこの黄砂という現象に見舞われます。

条件が揃うと黄砂が関東にまで到達してしまうこともあるようです。

しかしそんな長い距離を砂が飛んでくるなんて、にわかに信じがたいですよね。

黄砂は造岩鉱物と粘土鉱物が含まれます。しかし風で長距離飛んでくるわけですから、日本に届くものはかなり小さい砂しか運ばれてきません。

その大きさは直径1〜4マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリの1000分の1)程度。

 

かなり小さいですがどのくらい小さいのかイメージつきますか?

 

因みにスギ花粉が約30マイクロメール、赤血球は約6マイクロメートル、黄砂は赤血球よりも小さいんです。

 

そりゃ体も吸収しやすい大きさですし、まず目に見えないので、言ってしまえば「見えない悪魔」ですよ。

黄砂の発生する時期は?

では黄砂はいつ頃発生するのでしょうか。

発生時期は大体毎年5月中旬から下旬ごろ。ちょうど夏日が観測される前あたりでしょうか。

2018年は5月25日に飛来の予報が出ています。

気象庁黄砂予報サイト

黄砂が体に与える影響とは?

花粉よりも、赤血球よりも小さい「黄砂」

体にどのような影響を与えるものなのでしょうか。

花粉よりも小さいことから吸い込んでしまうと体に吸収され、アレルギー体質の方はアレルギーが発生するの可能性があります。

 

また、近年問題視されているのが、「PM2.5」に代表される汚染物資類の付着です。

黄砂が日本に到着するまでの間に、空中を舞っている汚染物質と黄砂がくっついて、そのまま汚染物資ごと日本に運ばれて来ます。

それを吸い込むとどうなるか、想像もしたくないですね。。。

その他の影響

黄砂が舞うとほかにどのような影響があるのでしょうか。

  • 車が汚くなる
  • 洗濯物を外に干せない
  • 目に入ると痛い
  • 急な雨が降りやすくなる
  • 日照不足になる

ただの砂と侮るなかれ、いろんな影響があるんですね。

まとめ

九州などの中国大陸に近い場所に住んでいらっしゃる方は毎年の行事のような感覚になっているかもしれません。

しかし汚染物質の付着などで黄砂が与える健康被害について近年注目されています。

黄砂のように小さい物質もブロックするようなマスクも販売されていますので、この時期は黄砂の吸い込みや体への付着等気をつけることをオススメします。

洗濯物の部屋干しや帰宅後の手洗いうがい、マスクの着用や洋服のブラッシングなど、付着してしまった黄砂をそのままにしない工夫が必要ですね。

今日はこの辺で。

最後までありがとうございました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です