5月5日は端午の節句、ゴールデンウィークの最終日に当たる日本の国民の祝日です。端午の節句といってもみなさんはどんなイメージがあって、どんなことをしますか?
小さな男の子がいるご家庭では毎年意識されるかもしれませんが、そうでない方はあまり意識しませんよね。おそらく「こどもの日」もしくは「ゴールデンウィーク」として認識されていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
では端午の節句、どんな行事なのか、どんな魅力があるのか、その由来など改めて知ることにより、感慨深い日になるのではないでしょうか。
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端午の節句の由来について
端午の節句とはどういったどのような行事なのでしょうか。
まず「端午」とはどういった意味があるのでしょうか。古代中国では端午を月の最初の5日の事を意味し、特に5月に限って「端午」というわけではなかったようです。
旧暦の5月は季節の変わり目、急に季節が変わり気温が暑くなることで病気になったり亡くなる人も多く、「毒月」とも呼ばれていたようですよ。
そこで5月の最初の5日である「端午」が端午の日として日本に伝わったと言われています。
日本に伝わったあと、端午の日に厄除けに利用していた菖蒲(しょうぶ)と同じ読み方である尚武(しょうぶ)※武道などを意味する言葉※とかけて、5月5日を尚武の節句として男の子の健康を祝う行事になったそうです。
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「端午の節句」が行事になった理由
今考えると、成人式などはお祝いとして成立していると考えますが、なぜ端午の節句が子供の成長を祝う行事にまでなったのでしょうか。
それは端午の節句が日本に伝わった鎌倉時代の平均寿命を見てみるとその理由がわかると思います。鎌倉時代当時の平均寿命はなんと24歳と現代と比較して非常に低かったことがわかります。
しかも鎌倉時代は天候不順が多く、その時期は特に平均寿命が短かったといいます。体の小さい子供は特に亡くなる人も多かったのではないでしょうか。
そのため、子供の成長を特に祝う行事になったと言います。
3月3日の「桃の節句」と同じ理由ですね。
なので、あんなに立派な鯉のぼりを立て、子供の成長を祈り、行事としてみんなでお祝いをするようになったんですね。
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端午の節句の食べ物は?
では、端午の節句にどんなものを食べるのか。お正月はお雑煮、クリスマスはターキー(笑)と、お祝い事には食べ物がつきものです。端午の節句はどんなものを食べるのか
- 柏餅
- ちまき
- ぼた餅
- ぶりの照り焼き
- ちらし寿司
などが挙げられます。どこでもみるのは柏餅ではないでしょうか。
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2018年のゴールデンウィークは?
急に話が変わってしまった感がありますが、2018年のゴールデンウィークは4月28日〜29日が土日でお休み、30日〜5月2日までが平日で、3日から6日までがお休みとなります。中3日間有給とれば9日間の連休となります。
せっかくのお休みなので、家族みなさんで出かけて、5月5日は菖蒲湯に浸かり遊び疲れを癒し、ゆっくり休んだら連休明けの重い体に鞭を打って仕事に行きましょう!!!