ゴールデンウィークの最終日、こどもの日(端午の節句)にはどんなものが食べられているのか、その由来、歴史など徹底分析します。お子様やお友達にドヤ顔で「これって●●なんだって、知ってた??」と自慢してみてはいかがでしょうか!
それでははじめましょう。
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柏餅
なんと言っても端午の節句の定番は柏餅ですよね。餅と言ってももち米ではなく、上新粉で練られたお餅で餡を包み、柏の葉でくるんで蒸して作ります。
なぜ柏の葉で巻いたお餅を端午の節句に出されるかというと、柏の葉の特徴として、新芽が出てから古い葉が落ちるという特徴があり、その様子を人の家系に置き換えて、「代が途絶えることなく家系が続く」ということから縁起物として、そして子供の成長を祝う端午の節句に柏餅を食べられるようになりました。
端午の節句が日本に伝わったのは鎌倉時代と言われており、その時代は天候が非常に悪く沢山の人が、とりわけ子供の生存率が低い時代でした。
平均年齢は24歳程度とその大変さを物語っています。験担ぎをするくらい子供の成長を心から願われいた時代だったんですね。
由来はこのくらいにして、作り方を紹介しましょう。こちらをご覧ください。
如何でしょうか。スーパーで買ってくる柏餅も美味しいと思いますが、ゴールデンウィークで時間があればご家族で手作り柏餅でお祝いするのも思い出になりますよ!
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ちまき(粽)
次にちまきのご紹介です。これも端午の節句に良く食べられるものですね。
ちまきが日本に伝わって来たのは端午の節句と一緒に中国から伝わって来ました。先程ご紹介した柏餅は日本オリジナルなんです。ちまきをヒントに縁起の良い柏の葉でアレンジしたのかもしれませんね。
なぜちまきなのか、中国の国王の側近が陰謀でその地位を失脚、川に身を投じて死んでしまいました。国民から慕われていたので国民は身を投じた川に出向き、魚にその体を食べられないように太鼓を叩いたりちまきを川に投げ入れたそうです。
その側近の名前は屈原といい、命日が5月5日だったと言い伝えられています。
ちまきはこのように作られます。
よく見られるちまきは笹の葉に巻かれたもので、中身も柏餅と似ているものですが、九州南部地方では孟宗竹の葉で包んだもち米をアク(灰汁)を入れた湯で煮て、砂糖やきな粉をつけて食べるのが一般的なちまきと呼ばれます。地域によってはあくまきとも呼ばれます。
ちなみに私は鹿児島出身で小さい頃はこの竹の皮で巻いたちまきが一般的でした。笹の葉で包まれたちまきを見たときはなんて素敵なお菓子だろうと思っていましたが、今となっては竹の皮で巻いたちまきの方が好きです(笑)
中華ちまきも大好きですけどね。
本日はこの辺で。最後までありがとうございました。